「〇〇ちゃん、英検3級持ってるって言ってたよ。」
周りからそういう話を聞くと、とても焦ります。
2020年度の新学習指導要領において、小学5年生から英語が「教科学習」となり、成績がつくようになりました。私が小学生の頃(30年以上前ですが)は英語なんて皆無でしたから、時代は変わりますね。
中学受験において英語が必要な学校は現状多くありません。しかし、英語はとても大切な教科であるため、中学受験するような子は中学入学までにある程度勉強している子がほとんどだと思います。中学入学後に通いたい塾も、『英検〇級以上』を入塾基準に課すような塾もあります。

ハードな受験勉強しながら、英語の勉強もするなんてスーパー小学生だね。
我が子は普通の小学生ですので、英検5級に合格するだけでもかなり苦労しました。
ここでは合格するまでにどのように勉強したかを書いていきます。
英検5級の勉強を始める前に
恥ずかしながら私自身が英検を受験したことがないため、子供が勉強を始める前にまず自分で過去問を解いてみました。

「公益財団法人 日本英語検定協会」HPより
英検3級は中学3年、英検4級は中学2年、英検5級は中学1年のレベルといったところでしょうか。
以下は問題構成です。
リーディング(25分)
問題 |
形式 |
問題数 |
---|---|---|
1 |
短文の穴埋め |
15問 |
2 |
会話文の穴埋め |
5問 |
3 |
語句の並べ替え |
5問 |
リスニング(20分)
問題 |
形式 |
問題数 |
---|---|---|
第1部 |
イラストを見ながら会話の応答文を選ぶ |
10問 |
第2部 |
会話の内容に関する質問の答えを選ぶ |
5問 |
第3部 |
イラストを見ながら動作や状況を表す英文を選ぶ |
10問 |
使用した教材
長女の英語レベルですが、英検Jr.のsilverグレードまで取得しています。
まず、過去問を解いたときに語彙力が非常に大切な試験であると思いました。

王道のパス単にするか迷いましたが、長女はまだ低学年のため、子供でも取り組みやすいイラスト付きの『絵で覚える単熟語』を購入しました。
しかし、購入後に気付いたのですが、掲載語彙数が少なく、パス単の表紙に記載してある掲載語彙数の約半分くらいしかありません。素直にパス単を購入した方がいいと思います。(英検の試験会場で直前に勉強していた子のほとんどがパス単でした。)
出題形式に慣れるために、『小学生のためのよくわかる英検5級合格ドリル』を購入しました。
ある程度知識をインプットしたらアウトプットです。
過去問は「公益財団法人 日本英語検定協会」HPに直近3回分掲載されておりとても親切です。もちろんリスニングの音源もダウンロードできます。

過去問は4~5回分くらいやれば充分かなと思います。
語彙はやってもやってもどんどん忘れます。親が根気よくやらせるしかありません。
文法は説明してもあまり理解してくれませんでした。語句の並べ替え問題ではできたらラッキーくらいの気持ちで勉強させた方がいいかもしれません。
まとめ
小学生に英語を教えることがこんなに大変だと思いませんでした。
確かに、自分たちが中学の頃にやっていた内容を小3にやれと言っても難しいと思います。
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